「結局何が良いの?国語の勉強法」
「先生聞いてください!うちの子国語がほんとに苦手で…」と初めての面談で言われることはよくあります。
アドバイスとしては、小中高どのお母様にも、書写を勧めています。
書写の書き写しをすることで、語彙力や文章の背景知識が身につくだけでなく、
プロの物書き特有の、正しい文章表現やその組み立てを習熟でき、入試問題などの難解な文章にだんだんと慣れていきます。
目安は、新聞の社説を毎日書写するのがベストです。
先日書写を毎日実践している倉敷南高校2年生のOさんが、
1月模試(国語)で校内順位1位を取り、コメントを書いてくれました。


このOさんは、入塾以来、書写を忘れたことが一度もありません。
継続してできるって、陰ながら本当に素晴らしいことだと思います。
気分が乗らない日、疲労でいっぱいの日、忙しい日など
様々な外的要因が孕むはずですが、それでも頑張っています。
このブログ記事を書き進めながら、
同僚の氏本先生が言っていたことが蘇りました。
昔、お相撲さんの関取が、春場所で大けがをしたそうです。
そこからその関取は、リハビリと背中合わせの日々を送ります。
もう現役復帰は難しいとまで言われたそうですが、
その関取は、諦めることなく、またあの大舞台を夢見て毎日しこを踏み続けました。
そして、数年後その関取はまたあの場所に返ってくるのです。
復帰後のインタビューで、
その関取は、
「自分は、なにも特別なことをしてきたわけではありません。基本を大切に毎日過ごしました。」
そして、最後に次の一言を言い残しています。
「習慣になると、癖になって、癖になると、好きになる」
例えどんなことがあっても、継続し続けるというのは簡単なようで一番難解なことだと思います。
大人でさえ難しいことですが、
我々、咲塾スタッフも、一教育者の端くれとして、
勉強をし続けなければなりません。
自分たちのミッションを再確認する機会になりました。
さあ、皆さんも書写を継続しよう(笑)